北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
ご時世 二話 ~共進会の報告と牛肉問題について~
2011年 07月 29日 | |
先日お話したとおり、先日牛の共進会がありました(先日がいっぱい)。
共進会は牛の品評会。基本的に雌牛(今回は特に母牛)対象なので、牛の美人コンテストのようなもの、といったところ。そしてわが家からは、先日お話した通り(また先日だ) 、かねりん~本名かねよし、三歳、好きなもの牧草~が参加しました。
かねりんは、わが家の期待のホープ。気持ちもやさしいいい牛で、手入れにも特にも力がはいったものです。
でも残念。他を追随することもなく、あっさり落選してしまいました。
順位で言うと、順位をもらえないくらいの順位です。
それだけでも十分がっくりなったのに、今回、そのことと並ぶ、いや、そのこと以上に悲しいことが。

共進会。
みんなが密かに目指すのは、なんといっても一等賞。
けれど、審査が進むにつれて、「何も一等じゃなくたって入賞だけで十分、十分」→「なぁに、となりのあの牛に勝てればいいさ」→「なぁになに、出れることがまず大事だよな」→「まぁいいか、参加賞だけでももらって帰っぴゃぁ・・・」
共進会。最後の砦は参加賞。
あぁ、それなのに。それなのに・・・。

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でもいいこともあったかも。だとすれば、それは以下の3つかも。

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そして。
ご時世つながりで、原発事故による牛肉の問題について私見をやっぱり。ちょっと真面目に。

しばらく前から、原発事故の影響による牛肉の出荷停止がこちらでも話題になっています。
短角牛肉を含む岩手県産の牛肉も現在は出荷自粛、そして近々出荷停止措置の対象になる見方が濃くなっています(まだ未決定事項なので、そうならなければいいな、とも思っています)。
ただそれはあくまで安全確認のために必要な措置であり、時間であろうと願っています。
少なくともこちらの牛については、問題の中心となっている稲ワラについては基本的に自家産あるいは地域内産のもの。それらを与えながら原発事故後に出荷した牛肉についても、取扱い業者の方たちの自主的検査の結果では、当面のところ問題となる放射性物質は検出されていないと報告されています。
牛たちのいる放牧地、あるいは春先に一番草をとり、これから数日もすれば二番草を刈る牧草についても、関係機関からの許可の中で適正に取り扱っているつもりです。
そして、出来る限りの安全の確信が一日も早くもてるよう、時には自粛をふくめ、規制や様々な措置の中に身をおいて、私たちもできるだけのことをしていかなくてはいけないと考えてもいます。
もちろん、それですべてが解決か、といえばそうではないとも思います。
でも、それは申し訳ないことかもしれないけれど、今できることはまだそれくらい。でもだからこそ、そこにだけは少なくとも責任をもてるようにしていかなくてはと思っています。
とはいえ、目の前にいる牛たちはいままで通り。何もかわらず。
感情的になることなく、冷静にそしておだかに、そんな目の前の牛たちとの暮らしを大事にしていきたいとも思っています。
これからも、牛の話や藁や牧草の話、いろいろかきたい毎日のはず。
何か問題がみつかったり、新たな事実がでてきたときにはご連絡、ご報告します。
それがない限り、どうぞ気楽に心穏やかに牛や牛の日記を見て、読んでいただけますように。
一日も早く、牛も人も日本全部、みんなが心置きなく自分の日々をすごせるようになりますように、心の底からそう思うこの頃です。



と、いうわけで、最後の最後に共進会スナップ。全4枚!(←ちょっと半端)

▼ 共進会スナップ1:共進会は青空がよく似合う。
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▼ 2:白線前が憧れの上位陣。中央で白熱しているのは審査委員長。 f0236291_12413445.jpg
▼ 3:つなぎ場では最後の手入れ。
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▼ 4:そしてオツカレ~。かねりん&かねゆきちゃん。
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今回は、ちょっと長めな真面目な話つきでした。疲れさせてしまったらゴメンナサイ。でもどうしても書いておきたかったのです、お許しを。
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