北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
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2011年 04月 28日 | |
先日まいたお米の芽も出そろってきたこの頃です。
きちんと出れば、とりあえず一安心。

さて、そんなお米づくり、今年はTAAが総責任者。
以前から、大きなところはTAAが頑張るお米作りだけど、今年はいままで義父が責任者だった種籾の選別から、資材の注文もTAAのお役目に。
世代交代!と言うわけではなく、春先義父が忙しかったため。
いずれにしても、責任者になったTAA。
密かに胸にしまっていたとある憧れを叶えることにした模様。
それは苗箱に敷くシート。土の代わりに使うもの。
近所の人が「いいよー、これ」といつも言うのを、聞き耳たてて聞いていたらしい。
それで今年はそれを導入。資材注文もどこかウキウキ。

が、ものごとは思いどおりにはなかなかいかないものなのです。
責任者一年目。まだ憧れを楽しむ余裕はなかったらしい。

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2011年 04月 27日 | |
昨日はビニールハウスのビニールかけ。
冬の間屋根のビニールをはずしておいたビニールハウスにあらためてビニールをかける作業。
先日まいたお米の苗を育てるための育苗ハウス用です。
そんな作業では風向きと風の強弱が大事です。
風が変な方向に吹いていたり、強すぎたりすると、作業中にビニールごと飛ばされてしまいます。
ベストなのは、あくまでも微風。あるいは無風。だけどなかなかそんな日はありません。
それで実はこの何日か、ずっと風とにらめっこの日々。

そんな中、TAAは言いました。
「仕方ない、朝、5時にやるか。朝は風がやむのさ」
ホントかいな。疑問のまなざしをむけると義父母も言いました。
「あらそうよ。昔っからいうのよね。朝は風がやむって」
義父母まで!狐につままれたような気持ちでいると、やってきたお向かいのおばあちゃんが言いました。
「やっぱり朝じゃないと。不思議だねぇ。朝はホントに風がピタッとやむのさぁ」

そして強風吹き荒れた夜の翌朝、5時。
まるで台風の眼の中のように、エアポケットに入り込んだ、別世界に来ちゃったかも!?的に、時間が一瞬止まっているかのように、その時風は確かに止まっていた。
スゲー。

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★ シリーズ1・・・風を読む人々 
  ちなみに去年は・・・・ハウスに乗ってどこまでも

▼ そしてビニールかけ無事終了。・・・といっても、結局昼間、風の中でやったのだけど。朝5時作業はさすがにねぇ・・・。
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2011年 04月 25日 | |
先日、婆ちゃんの髪を切りました。
去年あたりから、ときどき婆ちゃんにたのまれます。
とってもおしゃれで、身支度がピシッとしているのが好きな婆ちゃん。
以前は歳を超越し、ひとりこまめに美容院に行っていたけど、最近は歳並みにちょっと億劫になったみたい。
いずれにしても、そんなとき、BARBAR・AKIは開店します。
もちろん大いに光栄に思いつつ。
けれど、基本的にとってもおしゃれで、身支度がピシッとしているのが好きな婆ちゃん。
注文は意外に奥深く、難しく、ときどきやっかい。
だから光栄と思いつつ、ちょっと逃げ腰。

だけど、髪を切りたいなぁ、と思ったときに、すぐに切ってもらえるのは気分がいいもの。
震災後、どこにも行けない間、恐る恐るながらTAAに切ってもらった髪は、いい気分転換になった。
それに最近であった素敵な人たちへのお返しをどこかで私もしたくなっていた。
私の神様が舞い降りて言ってもいたのです。思いやりは天下のまわりもの。

というわけで、BARBAR・AKIの震災後初営業はこんな形に↓。
婆ちゃんはいつも以上に心配そうだったし、見た目には入っていたのは腰だけだけど、
それが今、私にようやくできること。

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東日本大震災によせて。
「これが私の精いっぱい」三部作(了)。
2011年 04月 23日 | |
素敵なスーパーで思い出しました。
最近は(と書くのは失礼だけど、そのあたりはウヤムヤに・・・)税務署も素敵。
震災で出しそびれていた確定申告を出しに行ったら、「いいんですよー」と。
いつもは気心が知れた町の役場ですませる(すませてもらう、とも言う)申告。
敷居がぐんと低くなり、来年も直接ここにきてもいいかな、なんて思ってしまった。

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2011年 04月 22日 | |
昨日は街へ用事をすませに。
ついでに久しぶりに買い出しをいろいろ。〆は食料。
みりん、ごま油、わかめに昆布・・・ずっと無くなりそうで困っていたものがいっぱいで、そのことしか頭にありませんでした。
これで、残り具合を心細く確かめながらの綱渡り的炊事生活から抜けられる、うれしくてワクワク。
そして飛び込んだ行き慣れたスーパー。
20時35分。

世の中は節制の流れ。震災後の私のまわりももちろんのこと。
そのスーパーも、精一杯の短縮営業。営業時間は20時30分までになっていた。
スーパーの中では店員さんが手際よく閉店準備をはじめていた。
だけど、何も考えずにすっとぼけた顔でやってきた私たちに、みんな笑顔で買い物させてくれた。
それどころか、かえって申し訳ない、とお詫びの言葉も・・・。
短縮営業とあわせて実施されていた節電で店内は暗く冷えていたのに、なんだか店員さんのいるところはほわっと明るく暖かく感じた。

素敵なスーパー、素敵な店員さんたちだった。

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2011年 04月 21日 | |
小窓にもちょこちょこと載せていますが、先日は雪。
一晩ふって、翌朝には積雪レベルC・・・ちゃこの腹下。4月にもたまに冬ことはあるけれど、それにしてはちょっと多すぎる雪でした。
ちょっとうんざりしたけれど、いいこともあった。
ちょうど遊びに来ていた親戚のYくんとMおばさんは、久しぶりの雪、別世界におおはしゃぎ。
降りしきる雪の中、ポーズをとって記念撮影にもう夢中。

二人の自宅は、沿岸宮古市の海っぱた。
自宅はぎりぎり津波があがらず、家族もみんな無事だった。
停電、断水、避難所、たどり着けなくなった近所の家、店。

いろいろな被害があり、いろいろな立場があり、いろいろな悲しみがある。
直接的な被害のなかった私でさえ、まだふと行き先を見失いそうになる。
だからもしかしたら、こう書くと傷ついたりする人もいるかもしれない。
でも、雪にはしゃいだり、「学校がまだ休みだからって、いつまでもだらだらしない!」といつも通り(いつも以上?)に怒ったり、怒られたりしている様子をみると、本当にうれしくなる。
雪、ありがと。
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そんなY君は・・・
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▼ で、おばさんの車。すっかり雪つぽ。
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2011年 04月 19日 | |
先日、子牛が生まれました。
今季7頭目。全部で10頭生まれる予定で、だけどこの後の出産予定は6月以降なので、とりあえずの一区切り。ちょっと小顔のかわいい女の子でした。4月生まれなので”ふくさくら”ちゃん(”ふく”は母牛の名前から)。

さて、そんな子牛の誕生、牛の出産では、人は少々気を使う。
母牛に負担をかけないよう手助けをするけれど、
むやみに急かしたり、むやみに興奮させてもいけない。
だから、そーっとそーっと近づいて、だけどあまり近づきすぎず、静かに静かに経過を見守る。
場所的には、母牛の斜め後方。
他の牛をたてにして、ちょうど母牛の死角のあたり。
そこにぴたっと陣取って、30分でも一時間でも、子牛がいざ生まれるというときまで待っている。
ぴたっと、じーっと。
そろそろと、でもそわそわと。
すると、ふと視線を感じる。
見上げると、たてにしていた他の牛たちが、こちらをじーっと見つめている。

不可解な生き物でごめん。
なんだか急に恥ずかしくなる。

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▼ というわけで、ふくさくらちゃん。(小窓より再掲)
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▼ 生まれて30分後には、えいやっ!と立った頑張り屋(30分は結構早い)。
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2011年 04月 17日 | |
KKK '11。
すなはち Kita Kita Kahun 2011。
これもまた違うことなきひとつの確かな春の訪れ。

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ひょんなこと、と書いてしまったけれど、
オーガニックコットンのマスクは、日本オーガニックコットン流通機構さんからの震災見舞い。
知り合いの紹介で何度かお買い物をしたので、その縁のよう。
こうした支援があちこちであるのだなぁ、とあらためて感じています。
お見舞いをいただく立場ではないなぁ、と少し心苦しいのですが、
まわりの欲しい人たちと少しずつわけながら使わせていただいています。
ちなみに、本当にすごく快適です。マスク。

2011年 04月 16日 | |
あたたかな日が続いたこの頃の釜津田です。
そのおかげ・・・かどうかわからないけど、諸々の作業も順調にすすみ、ビニールハウスの撤去も終わりました。もうちょっとかかるかと思っていたので、なんだか気抜け。
でも、あとはTAAがこつこつパイプを短く刻むだけなので、私はやっぱり一安心。

そんな中、一昨日あたりから、蝶々をみかけるようになりました。
白いやつが、二羽、三羽(”羽”というのか?)畑のあたりを
ふわふわ、ふわふわ、くるくる、くるくる、飛んでいます。
あわせて黄色いチョウもみかけるようになりました。こちらはまだ一羽見かけただけだけど。

何年か前、ちょっと虫のことが好きそうな知り合いのOさんにこう聞かれたことがあります。
「釜津田って、白と黄色、どっちが先に飛ぶの?」
春とともにやってくるモンシロチョウとモンキチョウ、実は飛び始める順番があるのだそう。
たとえば、モンシロチョウ→モンキチョウ、みたいに。
それはたとえば、梅の開花→桜の開花、みたいな感じ?
だけど、地域によっては、白も黄色も一緒に、一斉に飛び始めることもあるのだそう。
ほら、それはちょうど、釜津田の梅と桜がほぼ同じ時期に、一斉に花開くみたいに。
そして釜津田では白い蝶々も黄色い蝶々も、同じ時期に一斉にとびはじめます。
白と黄色の交差点って感じです。
白と黄色、どっちが先に飛びはじめるだろう。
毎年春になるとそれが楽しみ。
そして今年も畑では、白と黄色の蝶々がなかよく一緒にひらひらと舞い飛ぶ季節になりました。


と、いうことで、昨日はモンシロチョウを追いかけました。
さて、どこにいるでしょう。

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▼ 「モンシロチョウを探せ」答え。
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▼ このこ。
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▼ そしてハウスは撤去完了。
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2011年 04月 15日 | |


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昨日から、ビニールハウスの解体作業をしています。
解体しているのは、昨年末から今年の年始にかけて降った大雪ですっかりつぶれたビニールハウス。
解体したら業者に引き取ってもらうことになっています(今回は町の補助あり)。
いろんな金具をひとつひとつはずし、使える部品はよりわけながら、
トンテンカン、トンテンカンと解体作業をすすめています。
(トンテンカン、は金槌で折れたパイプをたたく音。複雑に歪んでいるので、トンテンカンとしながら少しずつパイプをはずしていくのです)

わが家はこの一棟だけの作業だけど、
この冬、同じようにつぶれたハウスが釜津田のどこの家にも。5棟もつぶれたおうちもあるのです。
みんな若干ため息まじり。
畑仕事がはじまりはじめた今日この頃。
いつもはすぐに土いじりなどがはじまるけれど、今年はまずはどこでもこの解体作業から。
トンテンカン、トンテンカン、釜津田に恨めしい音が響いています。

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