北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
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2011年 05月 30日 | |
それはある冬の終わり―3月の初めの頃のことでした。
そんな時期とは関係ないのですが、釜津田には言葉の後ろに「こ」をつける習慣があるのです。
「飴っこ」、「牛の子っこ」、「苗っこ」、「粉っこ」。
ちなみに最後の「粉っこ」は「こなっこ」じゃなくて「こっこ」です。
名詞だけじゃなく、形容詞にもついたりします。
一番メジャーなところでは、「きれいこ」。
「おらぁ、今日の山はきれいこだこと」といった感じです。
いずれにしても「こ」付き言葉が結構好きです。だってちょっとかわいいし。
それに特に「きれいこ」なんかは、「こ」をひとつつけただけで、一気にきれいさが増すような、実感がこもるような、そんな感じがして好きです。

――― そう、実は、私は「こ」ファン。
そしてそのファンが高じると、だんだんと調子に乗ってくるタイプみたいです。

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2011年 05月 27日 | |
今年は牧区長がまわってきているわが家です。
牧区長は「ぼっくちょう」と読み、牛の放牧地の責任者のようなものです。
放牧地は全部で4区画に分かれているのでそれぞれに一軒ずつ、全部で4人で担当します。何年かごとに回ってくる持ち回りの役職です。

さて、その牧区長、毎日がてんやわんやで忙しい!ということはないけれど、
ポイント、ポイントではそれなりにバタバタ。
そのバタバタポイントのひとつが、開牧ー牛上げの前後。
先日のバラ線はりの段取りや準備、放牧地の水場の修繕、まわりの農家への諸連絡やら伝言やら。そして、牛上げの日は一日ずったり受付け仕事。
・・・いや、本当は半日のはずなんだけど。

何かとバタバタせわしない牧区長仕事。
何かとバタバタせわしないけど、もれなくおまけがついてくる。
牧区長の仕事場は山に広がる放牧地。おまけにはいつでも事欠かない。

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ちなみに、牛と踊りの先生に加え実は山菜の先生でもあったM郎さんのいう「ぼふ」はボウナ・・・ヨブスマソウのこと。で、茎の赤っぽいやつと、緑のやつと二種類あって、赤がおいしいそう。へ~。あら、ためになるわぁ、な牧区長仕事♡

▼ そして牛たちは山へ(先日の小窓の別バージョン)。結構いいところなんです、放牧地。
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2011年 05月 25日 | |
唐突ですが、日々、是、挑戦。ときどきだけど思います。
田んぼにしても畑にしても牛にしても、毎年同じことの繰り返しのようでいて実際にはそうではなく、苗の育ち方、雑草の生え方、虫の出かた、牛の性格、みんな毎年少しずつ違っていて、それにいかに対応していくか、それはまさに挑戦の日々。
さらには、毎日いかに笑顔で過ごすかも大事な挑戦。
あとは、バタバタと忙しい農繁期、いかにこっそりさぼるかもある意味挑戦。
農作業だけに限らず、たぶんどこでも何をしてもそういうものな気もします。
だとしたら、昨日のTAAもひとつの挑戦?

野菜苗の植え替えにいそしんだ昨日。
唐突にはじまったその挑戦を、私はもっと暖かく応援してあげるべきだった。今なら思う。
今なら思う・・・が、でもホント、似てなかった。

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▼ 何はともあれ、植え替え終了。
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2011年 05月 20日 | |
昨日はノビルを採りました。田んぼのあぜ道に沢山生えているのです。
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帰ってさっそく、しょうゆ漬けにしておきました。晩のおつまみにちょうどいいのです。
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ついでにウルイ(オオバギボウシ)もとりました。これも田んぼのそばに生えています。
こちらはウルイひっつみに。
ただし柔らかい白い部分は漬け物に。ウルイの漬け物は大好物のひとつです。
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なんでこんなに田んぼまわりの収穫が充実していたかというと、
昨日は田んぼの代掻きだったから。
ど根性代掻きをはじめ、代掻きは我が家では男性陣のお仕事。
嫁は、そんな代掻き隊を応援するふりをして、田んぼまわりをのんびり散策します。
代掻きは謀らずも旬を集める嫁の休日。

▼ 代掻き隊。
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▼ 田んぼの脇のウルイ畑(義父作)。
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▼ で、ウルイの漬け物。
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以上、今日は写真日記でした。今から牛の山上げ(放牧)です。


★ ご質問いただいたので・・・ウルイの漬け物の作り方 ★

といっても、それほどのものではないのです。
ウルイを3センチくらいの長さに切って、塩をまぶして漬けるだけ・・・(漬け物石を一応載せる)。
ちなみに今回はキュウリ(輪切り)を飾りに(なんの飾りかはわからないけど)に入れてみました。
ちなみにちなみに今回の塩加減は、材料750グラムくらい(ウルイとキュウリあわせて)に塩小さじ3くらい。
昆布茶をほんの少し混ぜてもみましたが、このあたりも塩加減も基本的にはお好みで・・・つまり総じて適当です。
失敗知らずの浅漬けの素とかあれば、そちらを使いたいくらいの漬け物レベルな私です。

縁さん、こんな感じですが、どうでしょう?

2011年 05月 19日 | |
私の場合、そこはリンゴ。

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▼ クリはこんなの。
よく干して、食べるときはさっと湯がくとカラが少しだけ柔らかくなる。(去年の冬撮影)
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▼ 関係ないけど、子牛は乾草が好き。ただし食べるのではなく、その上で寝るのが。
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2011年 05月 17日 | |


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妄想で やる気をつなぐ 畑(はた)仕事。
雑草生い茂るこの頃です。

▼ アスパラにょきにょき。濃い緑のかたまりがスギナ。
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2011年 05月 16日 | |
面と向かいあうときは「さん」付けで、ふと話題にあがるときは「ちゃん」付けでみんなに呼ばれるその人は、御年多分80過ぎ。
牛を数頭飼っていて、あまり前には出ないけど、毎年秋の子牛市場では密かにいい値をとっていたりする。
家はわが家からはひと足、二足離れたところ。だからあまりなじみはない。
家の近くを通り過ぎると、たいてい黙々と畑で何かをしていたりする。だからちょっと近寄りがたい。
けれどずっと思ってた。
みんなに密かに「ちゃん」付けでよばれるその人は、いったいどんな人なのだろう。

先日のバラ線張りで、そんなもんちゃんと偶然同じグループになった。
ちょっと緊張しながら隣りで作業した。
前触れもなく、声がかかった。
「△×□○・・・ゴニョゴニョゴニョ」
風が強くて聞き取れなかった。もう一度言ってくださいと言うと、困ったような顔をした。多分もんちゃんにも私の声があまりよく聞こえなかったのかもしれない。風が強かったし、耳も少し遠くなったと聞いていたから。
いずれにしても、困ったなぁ、と思っていると、もんちゃんの顔がふにゃっとゆるんだ。にっこりした。
理由はともあれ、しばしふたりで微笑みあった。

面と向かい合うときは「さん」付けで、ふと話題にあがるときは「ちゃん」付けでみんなに呼ばれるその人のことが大好きになってしまった。

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★ バラ線張りは放牧地の補修作業。この時期のイベント的一日です。詳しくは→バラ線張りにて

▼ 放牧地を行く。よ~く見ると道路わきに囲ってあるのがバラ線。
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2011年 05月 11日 | |
唐突ですが、思いかえせば、何かを数えたり、測ったり、集めたり・・・に思いのほか夢中になる傾向あるこれまでの人生だったように思います。
街角では街路樹の本数をひたすら数えて他とくらべ、
高速道路では「動物注意」の看板の種類と密度をカメラにおさめて満悦し、
そういえば、とおい昔はカタツムリの子ども集めにはまった時期があって、集めたちびカタツムリを駐車場の片方に一斉にならべ、向こう側へ行くまでの時間見学が楽しかった記憶もあり。
周囲の反応には目をむける気がなかったので客観的にはよくわからないけど、思いかえせば本当に、そんなこんなにどちらかといえば多くの時間を費やすことが好きだった気がするこの頃です。
過去形で書いてはみたけど、それは多分現在も。
いや、多分、過去より現在の方が。

こちらに来てからかれこれ10年。
その中で密かにはまっていたのが春かぞえ。
北国の春はなんだかとてもだらだらとくる。
早春の味バッケ(フキノトウ)を3月初めに味わうのに、そこからが超スロー。やっと春!な満開の桜が咲くまでに2か月もかかる。超長い。
だけどその分、ひとつずつがちょっと楽しみ。
春の訪れの一歩一歩を数え上げられる感じ。
ただ、いつもあっちこっちで数えてはそっちこっちで忘れちゃう感じ。
だから今年はまとめてみました。春かぞえ~釜津田・春ごよみ。
それはこんな感じになりました ↓ 。今年の春 in 釜津田のAKI気象台正式発表でもござります。



画像をクリックすると、三回りくらい大きくなります。
興味のある方はクリックどうぞ。

▼ 枝垂桜も見ごろです@裏の牧草地。
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▼ 猫に小判、馬の耳に念仏、子牛たちに桜。
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▼ はなちゃんにも桜。
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2011年 05月 09日 | |
今日の小窓とすっかりまったくダブってますが、昨日の収穫。
左上から時計回りにアイコ(ミヤマイラクサ)、ミズ(ウワバミソウ)、イワナ(二匹じゃ足りん)、コゴミ、アスパラ、タラボ(タラの芽)、ウド。
出てます、山菜。あ、アスパラは畑から。

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そして夕餉はこんな食卓。

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てんぷらと基本はおひたし、色はひたすら緑だけど、
そして一週間も続けば結構本気で飽きるけど、
山は一気に芽吹きの盛り、食卓も一気に春めくこの頃です。
今日は写真日記にて。

補足:ちなみに、二匹じゃ足りないイワナは開いて切って(人数分に)てんぷらに。食卓の平和は平等から。

▼ 昨日のとっておきの一写。タイトルは「元気を鷲掴み~オロナミンC風に~」。
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▼ リクエストをいただいたので。ほぼ満開、桜in釜津田(小窓より再掲)。
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2011年 05月 08日 | |
先日、ここにやってきた桜前線は今が盛り。
そして合わせてやってきた、季節の変わり目も今が盛り。
ローカル情報に詳しい地元消防団筋の某T団員の情報によると、今年の春の変わり目は、どうやら38度が流行っている模様です。
みなさん・・・特にこれから桜前線とともに季節の変わり目を迎える地域のみなさん、どうぞお気をつけくださいませ。

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・・・という流行り熱もおさまったところで、久しぶりにコマーサル。

今年も出ました『北の国の花っこ』デス!f0236291_12344717.jpg
今年は記念すべき5年目、vol.5です。
去年はお庭の手入れに忙しかった裏表紙のはなっこちゃん。今年はお絵かきに夢中な様子。

震災の影響で一か月ほど刊行が遅くなった今年の『北の国の花っこ』。まだまだ実際にはお花を楽しむところではない被災地も多くあります。
オープンガーデンを予定していた雑誌協力者や読者の方、また広告主の方の中にも家も庭もなくされたという方も。
けれど、せめて岩手・内陸からでも元気を発信したい、『北の国の花っこ』を一人できりもりするファームマリエさんは言いました。
私もそう思います。
沢山の花咲くこの雑誌のような庭が風景が、また岩手に広がりますように。

さて、そんな『北の国の花っこ』 vol.5 は、岩手県内では書店にて、その他の方はファームマリエさんへお問い合わせにて、お手にとっていただければうれしいです。ご意見、ご感想もぜひお寄せくださいませ。

ファームマリエ さん


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