北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
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2011年 07月 31日 | |
ツバメ、セキレイ、スズメにメジロ。
トンボにチョウチョにカエルにトカゲ。
アブにハエにカにスズメバチ(!)。
いろんな子たちが家にやってくるけれど、なぜでしょう、この子だけはちょっと別。
こちらの方が息をひそめて、身をひそめて、できればどうぞ長居をと、ホタルの夜はどこか特別。



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▼ 蛍の光はホントに蛍光。写真に撮ると、ちょっと人だまみたいです。
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ちなみに、ホタルの季節in釜津田は7月はじめから7月後半。
もういいかげん、ホタルの季節も終わりをむかえる釜津田です。
2011年 07月 29日 | |
先日お話したとおり、先日牛の共進会がありました(先日がいっぱい)。
共進会は牛の品評会。基本的に雌牛(今回は特に母牛)対象なので、牛の美人コンテストのようなもの、といったところ。そしてわが家からは、先日お話した通り(また先日だ) 、かねりん~本名かねよし、三歳、好きなもの牧草~が参加しました。
かねりんは、わが家の期待のホープ。気持ちもやさしいいい牛で、手入れにも特にも力がはいったものです。
でも残念。他を追随することもなく、あっさり落選してしまいました。
順位で言うと、順位をもらえないくらいの順位です。
それだけでも十分がっくりなったのに、今回、そのことと並ぶ、いや、そのこと以上に悲しいことが。

共進会。
みんなが密かに目指すのは、なんといっても一等賞。
けれど、審査が進むにつれて、「何も一等じゃなくたって入賞だけで十分、十分」→「なぁに、となりのあの牛に勝てればいいさ」→「なぁになに、出れることがまず大事だよな」→「まぁいいか、参加賞だけでももらって帰っぴゃぁ・・・」
共進会。最後の砦は参加賞。
あぁ、それなのに。それなのに・・・。

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でもいいこともあったかも。だとすれば、それは以下の3つかも。

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そして。
ご時世つながりで、原発事故による牛肉の問題について私見をやっぱり。ちょっと真面目に。

しばらく前から、原発事故の影響による牛肉の出荷停止がこちらでも話題になっています。
短角牛肉を含む岩手県産の牛肉も現在は出荷自粛、そして近々出荷停止措置の対象になる見方が濃くなっています(まだ未決定事項なので、そうならなければいいな、とも思っています)。
ただそれはあくまで安全確認のために必要な措置であり、時間であろうと願っています。
少なくともこちらの牛については、問題の中心となっている稲ワラについては基本的に自家産あるいは地域内産のもの。それらを与えながら原発事故後に出荷した牛肉についても、取扱い業者の方たちの自主的検査の結果では、当面のところ問題となる放射性物質は検出されていないと報告されています。
牛たちのいる放牧地、あるいは春先に一番草をとり、これから数日もすれば二番草を刈る牧草についても、関係機関からの許可の中で適正に取り扱っているつもりです。
そして、出来る限りの安全の確信が一日も早くもてるよう、時には自粛をふくめ、規制や様々な措置の中に身をおいて、私たちもできるだけのことをしていかなくてはいけないと考えてもいます。
もちろん、それですべてが解決か、といえばそうではないとも思います。
でも、それは申し訳ないことかもしれないけれど、今できることはまだそれくらい。でもだからこそ、そこにだけは少なくとも責任をもてるようにしていかなくてはと思っています。
とはいえ、目の前にいる牛たちはいままで通り。何もかわらず。
感情的になることなく、冷静にそしておだかに、そんな目の前の牛たちとの暮らしを大事にしていきたいとも思っています。
これからも、牛の話や藁や牧草の話、いろいろかきたい毎日のはず。
何か問題がみつかったり、新たな事実がでてきたときにはご連絡、ご報告します。
それがない限り、どうぞ気楽に心穏やかに牛や牛の日記を見て、読んでいただけますように。
一日も早く、牛も人も日本全部、みんなが心置きなく自分の日々をすごせるようになりますように、心の底からそう思うこの頃です。



と、いうわけで、最後の最後に共進会スナップ。全4枚!(←ちょっと半端)

▼ 共進会スナップ1:共進会は青空がよく似合う。
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▼ 2:白線前が憧れの上位陣。中央で白熱しているのは審査委員長。 f0236291_12413445.jpg
▼ 3:つなぎ場では最後の手入れ。
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▼ 4:そしてオツカレ~。かねりん&かねゆきちゃん。
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今回は、ちょっと長めな真面目な話つきでした。疲れさせてしまったらゴメンナサイ。でもどうしても書いておきたかったのです、お許しを。
2011年 07月 27日 | |
今日は牛の共進会。
というわけで、昨日は出品牛の牛洗い。
シャンプーでさわやかすっきり洗います。
そんな牛洗い、今まではTAAが洗って、私は横で尻尾もち。
尻尾もちも多分とっても大事な役目と自分では思っているけど実際は?!
いずれにしても、シャンプーがあまり好きではなさそうな牛たちがじたばたするので、尻尾もちがMYベストポジションでもあったのです。

けれどまぁ、どうでしょう。
昨日はとうとう牛を洗ってしまいました。
出品牛である親牛におまけのように連れていく子牛の方ではあるけれど。
しかも角の生え始めたばっかりの、まだまだかわいい子牛でもあるけれど。
むかしはこんなだったのに、こんな日がくるものなのですね。人生って素晴らしい。


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2011年 07月 26日 | |
先日、圃場整理というのもをしてみました。
オクラのハウスでオクラがぐんぐん育ち過ぎ、ジャングル状態になっていたのです。その伸び放題の枝葉を整理したり、その他いろいろオクラを整頓するのがその作業。
日々こまめにちょこちょこやっておけばいいのに、つい億劫になって後回し。で、大ごとになってしまうのはどこかの誰かの部屋の掃除とよく似ている感じです。

いずれにしても、意を決してそんな作業にのぞんでみたのは、先の青空勉強会でやる気を引き出す魔法の言葉に出会ったから。
それは「パ~~~~~ッ」。
枝葉を整理をしてやれば、通路がパ~~~~~っと開けて、ハウスがパ~~~~~っと明るくなるから、そんな話を聞いたから。
そしてそのイメージはモーゼの十戒。一瞬で海がパ~~~~~~っと開けるシーン。

だけど意を決してやってみたら、よくよく自分がわかりました。
確かにパ~~~~~っとひらけたけれど、丸半日かかってしまった。結構な重労働。
でも仕方がないのです。だって私はモーゼじゃない。だって普通の人間だもの。
奇跡が起こせずほっとする。

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▼ 圃場整理。ビフォア。
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▼ アフター。
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▼ そして明日は共進会。出場するのはかねりんです。斜に構えてるけどいい子です。
(小窓より再掲)
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2011年 07月 25日 | |
デントコーン畑にクマ避けの電気牧柵が目立つようになったこの頃の釜津田です。
デントコーンはすでに身長160センチ。なんでそんなに正確かといえば、私の背くらいになったから。あっという間に大きくなって、そしてもうすぐ実をつけはじめ、そうしたらクマたちが畑にやってくる季節の当来です。

さて、そんな畑ではいろんな動物をみかけます。
前掲のクマにカモシカ、シカにまみっこ(アナグマのこと)、それからキツネにタヌキにネズミにモグラ(以上、体の大きい順)。
とはいっても、それぞれやってくる時期は微妙に違っている気がします。
クマはデントコーンが実る夏の終わりから秋にかけてで、対してカモシカやシカは畑の新芽の春の季節、まみっこはマイペースに神出鬼没に。そして冬にやってくるのがキツネやタヌキ。それは畑というよりは、人の食べ残しをねらってやってくるみたい。

で、ここから話が唐突になりますが、キツネって、ギャッギャッて鳴くんです。
それが子供の泣き声みたい。
雪で静かで真っ暗な冬の夜にその声を聴くとドキッとします。ひゃーっと不気味な気持ちになって、ぴゅーんと家に逃げ帰りたくなります。ぞくっと、ぞわっとしてきます。
盛暑きびしきこの頃です。こんな時こそやってきて、ギャッとひと声鳴いてくれたら納涼効果になりそうなのに。
猛暑で節電でエコなご時世です。きっとそこそこ人気になりそうなのに。
今が夏で残念です。

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▼ 今朝のちゃこ。実はね、キツネとちゃこって似ています。
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▼ ネムノキにカラスかっかべ(黒蝶々)やってくる。
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2011年 07月 22日 | |
唐突ですが、最近よく、オクラの気持ちを考えます。
今、オクラは出荷の最盛期。つまりはオクラがぐんぐんぐんぐん育つ時期。と同時に、ぐんぐんぐんぐん上手に育てる時期でもあるわけで、そのためにはいろいろ手入れが必要な頃。
そんなとき、あれこれオクラの気持ちを考えるのです。
今日はこんなに暑いもの、オクラも水をのみたいかも。そして水やり。
明日の朝はちょっと冷えそう。オクラが凍えないようにしなくっちゃ。そして夕方ハウスをいつもよりちょっと丁寧にしめておく。
そしてきれいな花がいっぱい咲けば、今日は機嫌がいいのねぇ、そんな感じ。
でも、よくよく考えてみれば、オクラの気持ちはわかりません。意思の疎通は極めて困難。オクラへの愛は、いまいち私の一方通行・・・それが悩ましいところです。

そんな中、先日、オクラづくりの指導会がありました。
近所の畑が会場なので、私的通称、青空指導会。シーズン中、二、三回開かれて、その時期にあったいろいろなアドバイスなどを聞いたりできます。
そして今回は「水やりは朝、夕、どちらがよりいいか」について質問がありました。
そしてそして、それに対し、指導員さんは言いました。
「えー水はですね・・・、蒸散ですから・・・、光合成を考えれば・・・、光が・・・。つまりは、オクラの気持ちになって考えてみましょうってことですね。」

蒸散、光合成、水、光・・・その昔、教科書の中にあった言葉がいきいきとそこにありました。
そうか、オクラの気持ちってそんなところに隠れているんだ。妙に納得してしまいました。
というわけで、蒸散、光合成、水、光・・・その四つの言葉になんだかすごくときめいています。

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2011年 07月 21日 | |

f0236291_2216454.jpg今年度はずっとお休みだった「いわいずみ歳時記」in岩泉町HPでしたが、いよいよ復活、リスタートいたしました!
7月にして最初の今年度の歳時記は、岩泉の夏の味。その中でも最近流行りのイマドキ的スイーツ(?)をご紹介です。うまいのですよ、本当に♡
まずはさっそく、下のリンクからぜひどうぞデス!

岩泉町HP
岩泉町HP(観光)【歳時記カレンダー】 2011年7月


年度当初から計画はあったものの、震災をうけ、しばしのお休みだった「いわいずみ歳時記」。
私の日記の中で触れることは少ないけれど、沿岸部では津波の被害もあったわが町。そして近隣市町村。
こんな時に歳時記なんてのんきにやっていちゃいけないのではないか、お休みの間、役場の担当の方も私も少なからず思い悩んだ時期もありました(いや、役場の担当の方は相当に)。
けれど、もちろんまだいろいろな問題や悩みや悲しいこともあるけれど、町も人も着実に前に進み、進もうとしているように感じます。だからまた歳時記をはじめよう、そんなことになりました。
私自身はそんないろいろなことや気持ちを身にためながら、いままでどおりの、いやいや、むしろ少したくましく強くなっている岩泉の様子をお伝えできたらな、と思っています。

ちなみに、今年度の歳時記のテーマは、岩泉でがんばっている岩泉的モノや場所。でも昨年度同様に、いわいずみの季節の移ろいとともに毎月おたよりするつもりです。
ちなみにちなみに、昨年度は「毎月、月のはじめは「いわいずみ歳時記」in岩泉町HPの日」でしたが、今年度は「毎月半ばは「いわいずみ歳時記」in岩泉町HPの日」!となります。
”半ば”・・・と言うあたりがアバウトながら、どうぞ4649♡




by kamatsuta2 | 2011-07-21 23:12 | お知らせ |
2011年 07月 19日 | |
北国なのに残念ながら真夏日続く釜津田です。本当に暑くてとろけそう。
一方で、そんな暑さに比例して、外では虫たちが飛び交う季節になっています。
ハエ、アブ、蚊、あとは名前を知らない小さな虫たち。アガリコサガリコという虫も夕暮れ時にはゆらりゆらりと飛んでいます(ウスバカゲロウの成虫だとか。釣りの餌にいいのです)。
そして、そんな虫を追いかけて、小鳥たちもあっちこっちを飛び交っています。
虫たちには受難の季節。小鳥たちにはたらふくな季節。

さて、そんな小鳥。ときどきわが家の天窓をカツンカツンとつつきます。
別にわが家に用事があるわけではなさそうで、窓のこちらにいる虫を、外にいるものと勘違いしてついばもうとしている様子。
特にわが家に用事があるわけではなさそうなので、ちょっと悔し紛れに、「へへーん、ドジ~」なんてからかってしまいます。

だけど先日台所で、義母がそんな小鳥と同じことをしていました。
窓の向こうの虫にむかって、ハエたたきをバシ、バシ、バシと。
ドジかどうかはさておいて、お義母さまのことをそれ以来、小鳥のようなひとと思うようになっています。

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▼ 虫さん、虫さん、蜘蛛の巣さんにも気を付けて!
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2011年 07月 17日 | |
義母の仲良しの一人、Yさんはピーマンづくりのベテランです。
女性に年齢を聞いてはいけないという一般的な雰囲気から、詳しい年数は聞いたことがないけれど、たぶん○十年はピーマンづくりをしています。
ハウスも最大時は8棟も(今年は冬の雪害の影響で、やむなく5棟に縮小)。
それをほぼ一人でやっていて、それだけでも凄いと思う。
それなのに、加えていつでも楽しそうで、それが本当にスゴイと思う。いつでもピーマンの話になると目をキラキラ輝かせ、ちょっと得意そうにピーマンを届けてくれたりする。わが家で消費するピーマンの8割はもしかしたらYさんからのいただきものかもしれません。
なんにしても、そんなYさんも最初の一果はとってもうれしいものみたい。
毎日毎日、とりもせず、ただ眺め、旦那さんにはほとほとあきれられるといいました。
話を聞いていたYさんの仲良し二人組(義母&K子さん)も、またはしゃいで~とあきれて笑っていました。

でも、ベテランでもそんな風に最初の一果にワクワクできるのは、いいな、と思いました。
それに、最初の一果はベテランをも夢中にさせるのか、なんだかますます最初の一果がかわいらしく思えてきました。
と同時に、さらにあわせて思いました。
多少の大変、面倒はあっても、毎年毎年いつまでも、そんな風にワクワクできる、そんな仕事って多分素敵。

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▼ 一方で、最近の私のワクワクはオクラ料理のプチ研究。オクラのしょうゆ漬け試作品♡
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2011年 07月 15日 | |
オクラの出荷場所は釜津田中央区(としておきましょう)にあって、そこには出荷用野菜類の予冷庫とそして地元の牛関係の事務所があります。
今は牛の関係では放牧地での牧草取りが最盛期で、夕暮れ―私の出荷タイムには、その牧草取りに従事する通称・チーム牧草のメンバーのたまり場になっています。
去年はそのたまり場で、その日の出荷箱数を聞かれもせぬのに報告するのが私の日課でありました

さて先日、私はまたオクラの出荷でちょんぼ(←古い?)をしてしまいました。
オクラの出荷はひと箱1キロ。箱などの重さを考慮し、1.2キロで出すのがきまり。
それをうっかりひと箱だけ、1.1キロにしてしまったのです。100グラム不足。
出荷チェックの係の人から、「次から気を付けてくださいねー」と電話があったときには、あぁ、やってもうた、がっくりずっしり落ち込みました。
「次から気を付けてくださいねー」という明るい電話だったので、次から気をつければいいか、と思えばいいのに、なかなかそうとも思えませんでした。
初出荷時につづく今季二度目の失敗に、気が緩んでいるのかも、わが身を嘆かわしく思いました。
でも、それを誰にも言えず、ひとりもごもごしていました。
そして昨日、そんな話をチーム牧草に打ち明けてみました。
「はじめてのクレーム電話が・・・」
すると答えは意外な方向―――「なーに、オクラが干せて勝手に軽くなったもんだー」

その回答、真偽でいえば9割9分9厘「偽」。
そして多分にからかい風。
でも気分がす~っと軽くなりました。
次からしっかりやらなくちゃ、顔が前を向きました。
思い切って話してよかった。人と話すって素晴らしい。

人の素晴らしさをも教えてくれる、たまり場ラブ、シーズン2。

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▼ 蟻さんのさんぽ@オクラハウス。
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