北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
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2011年 10月 28日 | |
先日は子牛市場(しじょう)がありました。
秋市場とも言われ、短角牛の子牛市場の中では、一年で一番大きな市場です。
上場頭数は400頭くらい。
わが家では3頭の子牛を出しました。いずれも女の子。

市場では、たいてい前評判というのがあります。それ次第で、期待したり開き直ったり。
今年の秋市場は暴落の噂。一頭5,6万(←超安値)とかなんだかとか。
けれど蓋をあけてみたら、まぁまぁそこそこに。決して高くはないけれど、こんなもんかな、と言える程度。少なくとも、子牛たちと子牛の親牛たちに多少は顔向けできるかなぁ、そんな風な結果でした。

さて、そんな牛市場、なかなか写真でお伝えすることもないので、今回はどどんと写真を載せておきます。市場、そしてその一日はこんな感じです↓。

f0236291_13312667.jpg子牛の積み出しはまだ暗いうち。今年は朝の5時出発。

f0236291_13324548.jpg前を行くのが子牛を載せた牛積みトラック。そのトラックを追いかけて一路市場へむかいます。車で二時間ほどの旅。

f0236291_13353016.jpg道中、ドラマチックな夜明け。早坂峠付近。

f0236291_13362579.jpg市場着。
手分けしてみんなで子牛をおろします。

f0236291_13372726.jpgまずは子牛磨き。
金櫛と毛櫛でぴかぴかに。
ちなみに「ひと梳りで競り値1万プラス」がみんなの合言葉。
実際はなかなかそうはいかないけど。

f0236291_13401028.jpgひと段落。
で、みんなでそれぞれ牛談義。

f0236291_13421240.jpgそうこうしている間に、お客さんがぞろぞろ。

f0236291_13432463.jpgあっちでも、

f0236291_1344665.jpgこっちでも、いい牛探し。
ちなみに手にしているのが競り名簿。子牛の血統やなにやらがびっしり書かれた一覧です。そして、いい牛探しのポイントは、まずお尻や背中の恰好から。というわけで、みんな牛の後ろに立っている次第。

f0236291_13474151.jpg子牛たちはそんなヒトを邪魔くさそうに振り返る。

f0236291_13483548.jpg市場に到着してから約3時間。
そろそろ市場の開場時間。セリ場にはぽつぽつと人が入りはじめます。

f0236291_13505842.jpg午前10時、競り開始。・・・とその前に、挨拶だったり諸注意だったり。

f0236291_13523792.jpg牛登場。

f0236291_13532359.jpg次々登場。
この後は、ひたすら牛が出続けます。

f0236291_135435100.jpg競り席はこんな感じ。
朝のうちに目星をつけた牛の出番を待ったり、最終的な相談、打ち合わせをしたり、セリ値を記録したり。ちなみに私は記録をつけつつ、「うちの牛、高く売れないかなぁ」とお祈りタイム。
そうして競りは終わります。

f0236291_13591672.jpg外には牛の道具屋さん。

f0236291_14124100.jpg私にとっては長靴屋さん。
毎年ここで、牛の世話用の白い長靴を買うのが恒例です。



▼ そしてうちのはるゆきちゃん。今回のわが家の一押し子牛。
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そして、はるゆきはじめ、他2頭も、親牛候補として買われて行ったもよう。
大きくなれるんだなぁ、ということが、やっぱりうれしい。

明日、明後日は取材で釜石、大船渡、陸前高田へ。

                                 「今日のできごと / 子牛市場編」
2011年 10月 25日 | |
今日は岩手の県北、沿岸部へ。先日のカレンダー用の用事です。
家からは車で三つほど峠を越えた先。車で2時間弱のところです(ちなみにこの間、信号は町中の2か所、数機だけだったかも。素敵ロードと思います)。

訪問先では、街中にできた水族館へ行ったり、ホヤ&ウニが美味な産直へ行ったり、ウニの子ども(稚ウニと言うそう)を見たりしてきました。
最終的にイラストにするのであまり詳しくかいたり載せたりできないのですが、水族館では虫眼鏡に夢中になったり、産直では魚屋さんと「なんでウニは”栽培”なの??????」で盛りあがったり(正しくは盛りあがってもらった)、ウニの子どもはゴマ粒くらいで、そのあまりの非ウニ加減に感動したり、とても楽しい・・・もとい、勉強になった一日でした。

いずれも津波の被害を受けた場所。特にウニの子どもの栽培場は、漁港の一角で目の前が海。栽培用プール(水槽?)がいち早く新設された一方で、事務所はいまだブルーシートやビニールを壁や窓がわりにしている状態。それくらい海産業の再開が大事ってことだよね、今回のカレンダー作りで多大なお世話になる予定のFさんは言いました。
ちなみにウニの子どもは4年くらいで成人(?)に。これからはどんどん増えると明るい笑顔も。

帰り道、風が急に強くなっていました。
落ち葉がくるくるカラカラと道路の上を走り回っていました。
三つの峠のひとつめの中腹で、車のヘッドライトの明かりの中を、左から右へ、大きな葉っぱが道路を横切っていきました。
その大きさ30~40センチ。ミノムシの殻のような形で、その動きは尺取虫が這うようでした。
もしかしてツチノコだったかな、と、今でも少し悩んでいます。
明日は子牛の市場です。

                          「今日のできごと / 岩手沿岸めぐり(久慈・種市編)」
2011年 10月 24日 | |
最近のお気に入りより。
こちらの代表的な木のひとつ、カラマツの黄葉~カラマツゴールドはじまる、の一写。

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法事がすんでから、子牛の共進会、子牛の山下げ(子牛を山の放牧地から連れてかえること)、子牛の市場その1、その2と怒涛の秋の牛仕事を頑張っているこの頃です。
といってもいつもそれにかかりきり、というわけではなく、その間には、夏からしたくてうずうずしていた家の片づけやら、いくつかの原稿の締め切りやら(←と書くとかっこいいけど、個人的にはささやかな楽しみ。つい後回しにしちゃうけど。そして今度、町の図書館の利用者カードのイラストを描くことにもなったのです。かもしか号ファンをおしつけがましく豪語し続けた甲斐ここにあり。)、昼寝やら、夜更かしやらをして、結構日々を満喫しています。

日々に自分なりの努力を注ぎ込むことの幸福感。
ただ、ここを放ったらかしにしまって、そのことがちょっと気がかり。いや真面目に気がかり。
しばらくは絵日記をかく余裕はないなと腹をくくります。
でも、近況報告もかねて、ブログを更新する時間をつくりたいなと思いはじめたりしています。


ちなみに、明後日はいよいよ子牛の市場です。一年の総決算。
でもその前に、明日は朝から久しぶりの取材仕事。浮かれて引き受けてしまったとカレンダーづくり用だけど、これから約二週間で岩手の沿岸12か所を回る計画。できるのか?!かなり心配、不安なところ。
天候不良で延期、延期になっている稲こきも忘れずに。
数日後には実家の両親が遊びに来るし、珍しく予定はまだまだびっしりです。でも忙しきは楽しきかな。



▼ というわけで、近況報告初回。釜津田はいつの間にか秋色も終盤。
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▼ 牛舎にはいつの間にか牛が沢山。子牛は明後日でどこかのおうちへ。にらみを利かせているのはかわとみ姉さん。
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2011年 10月 13日 | |
遅くなりましたが、先月の小窓写真をまとめました。
色も空気も風も仕事も、一気に秋めいた9月の詳しくは、左の写真からどうぞです。
いつも通り一覧内の写真もクリックすると、それぞれ大きくなる仕組みです。

過去の一覧は、ブログの過去記事まとめサイトで。


★ あわせてトップの写真が10月バージョンになっていたことにもお気づきでしたか?今月は秋の花、キクイモの黄色。9月の小窓まとめを見てもわかるとおり9月の写真なのですが、気に入っているのでトップに昇格。
by kamatsuta2 | 2011-10-13 23:40 | お知らせ |
2011年 10月 13日 | |
それは素敵・サイロ詰め。
Rちゃんの記憶の中のサイロ詰めがこんな風に見えていたらいいな、とおばさまは密かに思っていたりします。

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さて、長らくしつこく続いたサイロ詰め、秋仕事のお話もこれにておしまい、の予定。

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お知らせ① いわいずみ歳時記・10月編

f0236291_23134081.jpg毎月、月の半ばは「いわいずみ歳時記」in岩泉町HP。10月の歳時記が更新されました。先月に引き続き、お、早い!
今月は、3月11日に津波の大きな被害を受けた小本地区にできた仮設商店街のご紹介。そして、秋の早坂高原のお話です。紅葉が旬をむかえつつあるこの頃です。お近くの方はぜひ、そうでない方も勇気を出して(?)いらしてくださいませ!

というわけで今月も、下のリンクからどうぞです。



岩泉町HP
岩泉町HP(観光)【歳時記カレンダー】 2011年10月
・早坂高原の旬情報はこちら → いわいずみブログ(10/13)

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お知らせ② 小窓写真館・9月編

遅くなりましたが、先月の小窓写真をまとめました。
色も空気も風も仕事も、一気に秋めいた9月の詳しくは、左の写真からどうぞです。
いつも通り一覧内の写真もクリックすると、それぞれ大きくなる仕組みです。

過去の一覧は、ブログの過去記事まとめサイトで。


★ あわせてトップの写真が10月バージョンになっていたことにもお気づきでしたか?今月は秋の花、キクイモの黄色。9月の小窓まとめを見てもわかるとおり9月の写真なのですが、気に入っているのでトップに昇格。

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お知らせ③ 今週末は法事(じいちゃんの三回忌)につき、ブログ更新お休みします。

ということで、ちょっと早いですが、よい週末を!



2011年 10月 11日 | |
そもそもが、日々の出来事を書き留めておくための絵日記、そして当ブログ。
けれど、そんな掟を反故にしてでも、描いておきたいこともある。

サイロ詰めからすでに半月。
またサイロ詰めの話?しつこいなぁ、そういわれても、わたしには素敵な一日。

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▼ Rちゃん's 勇姿。
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▼ そしてY君ファミリーのサイロ詰め(ただし、次女ルーちゃんを除く。来年に勝手に期待♡)
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2011年 10月 10日 | |
今日もまた少し前の話。

先日・・・といっても、もう半月も前に終わったサイロ詰め。
サイロ詰めは牛の餌のデントコーンを刻んでサイロにつめる作業。
牛たちの一冬分の餌になるので、欠かせない、でも私的には結構大変な作業のひとつです。
特に苦手なのは、サイロの上から降り注ぐ、刻んだデントコーンの雨。
痛いし、むせるし、一日ずっとそんな雨にあたっていると、なんだか悲しくなるものです。
それでも数年前から”ポチ”を導入したことで、少しずつですがサイロ詰めが快適になりつつある気がします。
ちなみに”ポチ”は、デントコーンを刻むカッターの先につける長い袋。
ポチをつけることによって、本来なら降り注ぐはずのデントコーンが、その袋をつたって足元に直接落ちてくる、そんな道具です。 (詳細は下記「わが家におけるサイロ詰めの歴史」参照。)

けれどポチにはまだまだ工夫すべき余地がありました。
詳しく書くと長く、しかもその長い説明の大半はマニアックすぎる内容になりそうなので一気に端折ってしまいますが、とうとう今年、そのポチの欠点を補う新グッズが登場してしまったのです。

それは、ただそこに落ちていた鉄の棒ですが、なかなかどうして優れもの。
ポチからちょっと手を放したいときに、好きなところにギュッとさすと、あら素敵!ポチがしばらくそこにとどまってくれるのです。
台所で鍋蓋をちょっと置きたいときに欲しくなるちょい置き棚のように、サイロ詰め的かゆいところに手が届く一品。
止まれ棒、と名付けてあります。使うとき、「ポチ、止まれ」と心の中で言ってみるのもまた楽し。

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▼ 止まれ棒
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▼ こうしてポチとつなげます。
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▼ そして「わが家におけるサイロ詰めの歴史(嫁がやる気を出してから編)」
痛い痛いも豊作のうち(2005年/ポチ無き頃編)
ポチの誕生編(2006年)
ポチ、改良編(2009年)

2011年 10月 08日 | |
今年の稲刈りにて。
義父母は稲刈りの稼ぎ人基準を教えてくれ、嫁は今の時代にいることをとても幸せに思いました。

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(覚書)
5畝(せ)≒ 5アール
      ≒ 500平方メートル(つまり10メートル×50メートルもしくは20メートル×25メートル)
      ≒150坪・・・・・・・で、
▼ おおざっぱに言えば、これくらい(参考までに、MY愛車(自転車)を置いてみました)。
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▼ そして、お米は今ここに。
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▼ アップも美し。
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2011年 10月 06日 | |
なんとびっくり、三連続めの串もち話。

串もちはこちらでは、小麦粉をねってつくり、串に刺したもののこと。ポイントは、イカともだるまとも言えるその形と仕上げにクルミ味噌をつけること。串もち、といえば、誰がなんといおうとこの素材、形、味でなくてはいけません。

けれど、毎日作るわけではない串もち。
特には最近では、何かのお祭りやらなにやらで誰かが作るものを食べることの方が多い串もち。
だから、その絶対的な串もちの決まりが、実はどこかうろおぼえ。
さらに困ったことに、同じく串にさす「もち」というものが他にもある。
ごはんをやいた「ごはんもち」、ごはんもちの別称「まんまもち」、そして全国津々浦々で多分メジャーな「五平もち」。もちろんそれぞれに形と味の決まりつき。あわせてやっぱりうろ覚え・・・。

串もちをまだ作ったことのなかった、昨年の秋祭り。そのひと月前。
「今年の秋祭りでは何をつくるか」という相談会がありました。
うろ覚え×類似品。
もう一年前のことですが、その状態ですすむ相談会がとても長かったことをいまでも鮮明に覚えています。

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今、思い出しましたが、「だんごもち」というのもありました。
これは、いわゆる串団子のこと。お団子三つの串刺しがきまり。というわけで、類似品は4つ?
2011年 10月 04日 | |
秋まつりでみんなで作り、そのためにわざわざ割烹着までつくった串もちは、イカ風の形とともに、それはこちらの定番の焼きもちのひとつです。家々や地域に伝わるぬくもりの味。
そして、その作り方は、小麦粉を熱湯でしめし(こね)てから、それを適当な大きさにちぎって丸め、さらにそれを二つに分けて串にさし、茹でて、焼いく、という手順。
お祭り用には、朝のうちに茹でる段階までを仕込みます。
メンバーは、地区の女性陣、数名ほど。
集合時間は朝4時で、寒い、寒い~といいながらも、パッと集まり、即作業開始がたいていです。
最初のうちは、あれ~、粉ってどれくらい?丸め方ってどうだっけ?と記憶をたどりながらだけど、
調子に乗ってくれば、すいすいてきぱきと流れ作業。

昨年に続き、串もちづくりは二回目の今年。
私も慣れた風を装って、てきぱき、はきはき頑張りました。
割烹着も着たことだし、少しクールに・・・そんな風にも思っていました。
なのに、どうしても我慢できませんでした。思わず言ってしまいました。「あったか~~~い♡」

唐突な冷え込みにとまどいがちだったこの頃。
熱湯でこねた串もちのタネの、なんとあたたかかったことか。
作る側になってはじめて知る、串もちのもうひとつのぬくもりの一面。
とある寒い日、そっと懐にしのばせて、食べられる携帯カイロにしたいくらい。

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▼ 再掲、串もち。イカ型に加え、クルミ味噌仕上げがきまりです。
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