「ひとむかし」の末 2
2010年 11月 26日
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たとえば、この季節、朝顔を洗おうと思って水道の水に手を差し伸べたらそれが思っていたより冷たくて、「ひゃっ」となることがある。
たとえば、もう少し季節が過ぎると、朝歯磨きをしようと歯ブラシを口に入れると、それが冷たく凍っていて、「ひゃっけっ!(冷たい)」となることもある。
たとえば、ビネ君は、これからの季節、ちょっと外を駆け回ろうと玄関を飛び出したとたん、地面がキンキンに凍っていて、「ひぇ~~~」という顔であわてて出戻ってくることがある。
・・・と同じようなことが牛たちにも起こる。
牛たちは結構水を飲む。
牛舎にはウォーターカップがあって、牛たちはいつでも水を好きなだけ飲めるけど、時々その水が思ったよりも冷たくて、どうやらびっくりしているらしい。
「ひゃっ、ぶるぶる」とあわてて口を水から出したり、ゲホゲホとむせたりするらしい。
みんな、そう言う。可笑しいのよ~と、みんな笑って教えてくれる。
だけどあくまでみんなの話。残念ながら「らしい」の話。
牛の世話歴もそろそろ「ひとむかし」を過ぎた頃。
なのにいまだに牛たちの「ひゃっ!」を見たことがない。神様、なぜ?!
▼ なつひめちゃん。遅生まれなので、4月までお母さんと一緒にいる予定。
by kamatsuta2
| 2010-11-26 11:37
| ■ 牛のしごと、牛のこと
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