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北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
たまり場ラブ シーズン2
2011年 07月 15日 | |
オクラの出荷場所は釜津田中央区(としておきましょう)にあって、そこには出荷用野菜類の予冷庫とそして地元の牛関係の事務所があります。
今は牛の関係では放牧地での牧草取りが最盛期で、夕暮れ―私の出荷タイムには、その牧草取りに従事する通称・チーム牧草のメンバーのたまり場になっています。
去年はそのたまり場で、その日の出荷箱数を聞かれもせぬのに報告するのが私の日課でありました

さて先日、私はまたオクラの出荷でちょんぼ(←古い?)をしてしまいました。
オクラの出荷はひと箱1キロ。箱などの重さを考慮し、1.2キロで出すのがきまり。
それをうっかりひと箱だけ、1.1キロにしてしまったのです。100グラム不足。
出荷チェックの係の人から、「次から気を付けてくださいねー」と電話があったときには、あぁ、やってもうた、がっくりずっしり落ち込みました。
「次から気を付けてくださいねー」という明るい電話だったので、次から気をつければいいか、と思えばいいのに、なかなかそうとも思えませんでした。
初出荷時につづく今季二度目の失敗に、気が緩んでいるのかも、わが身を嘆かわしく思いました。
でも、それを誰にも言えず、ひとりもごもごしていました。
そして昨日、そんな話をチーム牧草に打ち明けてみました。
「はじめてのクレーム電話が・・・」
すると答えは意外な方向―――「なーに、オクラが干せて勝手に軽くなったもんだー」

その回答、真偽でいえば9割9分9厘「偽」。
そして多分にからかい風。
でも気分がす~っと軽くなりました。
次からしっかりやらなくちゃ、顔が前を向きました。
思い切って話してよかった。人と話すって素晴らしい。

人の素晴らしさをも教えてくれる、たまり場ラブ、シーズン2。

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▼ 蟻さんのさんぽ@オクラハウス。
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