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北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
乾草とり記 by pictures
2013年 06月 11日 | |
昨日は炎天下という好天の下で乾草取りが無事終わりました。
雨も降らず風もなく、一日中カラカラジリジリ痛いくらいの日差しの中で牧草もパリパリに乾き、えらく暑くてまいったけれどいい乾草が取れたと思います。(以下、また長めの写真日記で失礼します)

ばーん!いい朝♡
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順調~。
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あ、TAAさん。
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さて、もしかしたらお気づきの方もいるかもしれませんが、
実は今回これまでと大きく違うことがあります。それは実は乾草の形!
で、去年の乾草取り↓。
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正確には、まとめた乾草の形なのですが、去年まではこんな感じ(わかりにくいけど)で円筒形だったのです。それがよくみると今年は四角に。実は新しい機械をむかえたわが家です。
で、それはこんな機械。コンパクトベーラー・・・とかいうそう(多分。コンパクトに牧草をまとめる、という意味みたい)。
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ここから乾草をとりこんで、
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こんな形にして生み落して、じゃなかった、落としていきます。世の中にはすごい機械があるものです。
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そして何より違うのはトラクターで引っ張って動く機械であること。
コーンな感じ。
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と、今まで小さな機械とともにひたすら歩く乾草取りだったのですが(上の去年の写真参照。真ん中あたりに小っちゃい機械と歩く人が)、これからはトラクター仕事になったわが家の乾草とり。
嫁はところどころで取りこぼしの乾草を寄せ集めたり、乾草運びが主な仕事。
冒頭で「えらく暑くてまいった」と書いたけれど、実はちょっと楽ちんになりました。
で、さっそく嫁はまたよそ見に夢中。
牧草地の上はすぐカラマツ林。
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涼しげな林の中からは、昨日も一日ハルゼミの声が響いていました。一日中鳴き響くハルゼミの声は夏の釜津田のBGM。

牧草の穂。
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あ、たんぺ虫!
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たんぺはつばのこと。このアワがたんぺみたい、とたんぺ虫と呼ぶそうです。中に虫が入っていて、釣り(イワナやヤマメ)の餌にいいのだとか。

休憩時間のトラクターからの眺め。屋根の日陰が贅沢な気分☆
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そうしてじゃんじゃん乾草取りがすすみ、お昼過ぎにはすべての乾草をまとめ終わりました。
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今までは、朝から夕方薄暗くなるまで(休みもほとんどなしで)かかる仕事だったので飛躍的な仕事スピード。拍子抜けするくらい。
あとはこれを集めて牛舎の二階(ケタという)に上げておきます。そこでさらに乾燥させつつ、冬をまつわけです。


・・・と、全て終わって夕方4時。と思ったら、TAAさんがまた牧草地へ。
おともは、昨年までわが家の乾草取りの主役だったムシャムシャくん。
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大きな機械ではどうしても細かい仕事は苦手です。
あわせて、傾斜がきつく、石なども多いわが家の牧草地+初めての機械で運転に不慣れ、などもあり、とりこぼしの乾草が実は結構ありました。
早く終わったし、そんな取りこぼしを集めることにしたのです。
小さな牧草地で取れる乾草は、いつでも、冬の間の牛の餌としてギリギリの量。ちりも積もりば・・・な感じです。

そして最後にはTAA氏自ら乾草集め by ホーク。
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お、高速!
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と、そんな高速ホーク使いを見ているうちに(見ているだけ)、人の手が一番細かい作業ができるのだなぁ、とふとあらためて思ったりしました。
今は機械がうんといろいろなことをしてくれて、とても便利になりました。
わが家の機械はどれも旧式なのですが、それでも今年のスピード感と言ったら!
けれど少し前(私がくる前の話)はみんな手作業でやったという話にふと思いをめぐらすことがあります。
家族みんなで乾草をホークで集めてとりこんで。そんな話を、親戚や遠くの家族から聞くと、わー、大変そう!と思うけれど、そこには手作業だからわかる乾草の感覚や丁寧さがあったのかな、とも思います。
大きな機械はやはり大きな仕事をする感じ。細かい仕事は人の目と手と、そいう使い分けがいいのかな、と思ったりするこの頃です。

さて最後に、トラクターにてはしゃぐ嫁。
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ゴルフ場のキャディーさんのよう。ふふふ~(笑)。もう本気で歳なので、今更だけど、日焼け対策は万全に。
なんにしても新しい機械はやっぱり楽しかったです。
&新しい機械の使い方を一から教えてくれたKさん、ありがとうございました。おかげさまでしたっ!

次の乾草とりは、二番草の乾草づくりが8月上旬の予定。
その時までに、機械に負けない何か新しい役割をみつけなくては、と思っています。うーん、何がいいかな。高速ホーク使いとか?
と、それはまたおいおいとして、ひとまず今回も無事終わって、安心、満足。次はいよいよオクラの季節がはじまります。


▼ そして今日は洗濯日和。遅ればせながら、なんちゃってもんぺデス(増殖中)。
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