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北国岩手の山の中、釜津田暮らしも15年目。農家の嫁の毎日を絵日記風にお届け中。by AKI(kamatsuta2)
今年の凍み大根仕込み
2017年 01月 16日 | |
寒波到来雪予報の中、どれほど雪が降るのかと心配をしていたのですが、こちらは雪はそれほど降らず。ただし寒さは確かにうんとやってきて、牛舎の水が凍ったり、ガラス戸が凍り付いて開かなくなったり。久しぶりの「冬の寒さ」を感じる週末になりました(ちなみに気温は氷点下9度(朝)くらい。思ったよりは低くないなぁという感じなのですが)。

さて、そんな中、今年も凍み大根の仕込みをしました。
まずは畑に埋めておいた大根を雪をかきわけて掘り出し、一本一本四つ割りに。
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例年20本前後の大根を使いますが、いつも少し足りないなと思うことがあるので今年は五本増やして25本を使いました。親せきや知り合いにわけてもいいし、多めに作れるのは幸せなこと。
そして、割った大根を一度ゆでてからとりだし、ひもに通します。
作業時間的にはこのゆで時間によって、気分が大分違います。薪ストーブに大なべをかけてゆでますが、火がよくてすぐに茹で上がれば効率よくすすみ、一方火が弱いと時間ばかりかかってはかどらず・・・ということで、今年はケチらず(?)にいい薪をきちんと使いてきぱきと。ゆで加減もよくできたなぁ、と思います(”中まで竹串がスッと通りつつも、表面が柔らかいとゆですぎ”という塩梅。ムズカシイ(笑))。
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できあがりはこんな感じ。
そして流水へ。
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流水に浸けるのは、あく抜きとか、色を白くするとか、いろいろ言われます。
漬ける時間は家それぞれで、わが家では一日か二日で上げてしましますが、数日くらいかける人も。それぞれの「いつものやり方」が好まれるのかな、という感じです。
そしてその横で、福さんは独自の世界。ナニサガシテルノ?
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一方人も、しばし凍み大根を忘れ楽しい食卓。
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左から早採りワカメのしゃぶしゃぶ、凍み豆腐のお味噌汁、ワサビの粕漬け。それぞれこちらの季節らしい食材で目がぱっとさめる幸せ感。

そうこうしているうちに寒波が続き、仕込みからも二日たち、水から取り出そうと大根を見に行くと・・・
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これは寒波のせいというよりは、水の流れが少し弱くなっていたところを寒波が見逃さなかった、という感じなのですが、氷の下の大根を取り出すのは簡単そうで実はなかなか大変でした。思いがけない落とし穴。
それでもなんとかひとつひとつを分解(?)し、いつもの物干しへ。これで二、三週間ほどで凍み大根ができてくるかな、と思います。
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寒波の中、こちらは一時雪がちらつきはするものの、快晴の時間の方が多いです。
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でも、お日さまの下でも雪が解けることはなく、むしろ雪を氷の粉にし、キラキラと輝かせています。
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凍み大根もキラキラ。
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話は変わりますが、来月東京へ行くとことになりました。
「岩手県いわいずみ・山のしごと、町のしごと」
もし興味がある方がいましたら。こうした明るいところへ顔を出すのは一生に一度と決めておりますが、行くからには頑張らねば、と思っています。
それから、今週は少し出かける予定です。ちょっと楽しみなプチ旅行です。ソノハナシハマタ。

▼ かんぴょう(干しユウガオ)と福さん。サガシテイタノハコレナノ?
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